ホットワックスについての一考察

ホットワックスについての一考察

チューンナップで持ち込まれるスキーの中で滑走面に大きな歪が生じている物があります。
主にスキーのセンター付近にコンベックス状に現れています。
ご自分でホットワックスを小まめに塗っているスキーに生じています。
ホットワックスを塗る部屋の気温が低くて、更にスキー自体が暖まっていない状態でのワキシングの作業が想像出来ます。
ワックスが良く伸びないのでアイロンの設定温度がどうしても高めでの作業になってしまいます。
結果、塗布されるワックスは厚めになり、高めの温度設定のワックスアイロンを何度も滑走面上を移動させなければなりませれん。
滑走面およびスキー自体に繰り返し与えるストレスは大きなものがあり、歪が生じるものと考えられます。

滑走面に繰り返し熱過ぎるアイロンを使用すると、滑走面の素材が変質や劣化を起こす場合もあります。
またアイロンの移動をストップさせたりするとアイロン焼けをおこして、最悪の場合は滑走面の剥離を生じたりします。

滑走面に大きな歪が生じてしまったスキーはフラット出しをする訳ですが、コンベックス(かまぼこ状)になっている部分を取る為に研磨量は必然的に大きくなり、0.8mm位しかない滑走面の厚さを気にしながらの作業になります。

暖かい部屋で温まったスキーに適正な設定温度のアイロンを使用してのホットワックス作業が出来ない環境であれば、却って簡易ワックスのほうが正解かもしれませんね。

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