2014/4/21 一部のスキーメーカーの中に未だに滑走面がコンケープのスキーが存在しています。コンケープとは、滑走面がエッジより低い状態の事を言います。滑走面にストーンマークが付いていると言う事は、スキーが作られたときは正常にフラットであったと言う事です。
それがだんだんと歪を生じてコンケープの状態になってしまうのでしょう。中にはエッジと滑走面の高低差が0.5ミリ近くあるのも有ります。それをフラットにするのは至難の技と言うより不可能に近いことです。フラットにするためにエッジと滑走面(エッジ際)を研磨する訳ですが、滑走面の厚さはせいぜい0.8ミリぐらいです。そんなに研磨量が有る訳ではないのです。それにエッジも確実に薄くなります、スキーのフレックスにはエッジも影響している訳ですから薄くなる事は問題を含みます。
そして更に問題なのは、こうゆうスキーを買わされても知らずに判らずに使用しているスキーヤーが沢山いる事です。チューンナップに持ち込んだ際に説明を聞いて始めて知る人もいる訳で、これはメーカーのとうり一遍の説明では納得できない事ですネェ・・・・
以前購入したショップにクレームをつけたスキーヤーが居ましたが、先方から゛今の滑りに即応してその様に作っています゛との回答を受けたそうです。しかもご丁寧にグレード別にコンケープの数値を説明されたそうです。ではなぜ左右のスキーに数値の違いが出るのかやグレードの高いスキーはフラットに近い仕上がりになっているのかなどの説明がつきません。全くナメタ話ですネェ・・・
こんな出来損ないのスキーを売っているメーカー(代理店を含めて)は大いに反省をしてスキーヤーが安心して最良のスキーをゲットできるようにしてほしいと思います。
決して安くはないグレードのスキーで有りながら、こんなスキーを買ってしまったスキーヤーが気の毒ですよ。