何時チューンナップをしたら良いか、シーズンが終わった時か、それともシーズン直前が良いのかと時々質問を受けます。
一番してはいけない事は、スキーやスノーボードを滑りっぱなしでそのまま部屋の隅や物置に保管していることです。エッジは錆びるし滑走面も酸化してしまいます。板にとっては最悪の環境です。
その意味からするとシーズンが終わったら直ぐにチューンナップをしてワックスをたっぷり塗って保管するのが良いのですが、スキーなどは保管中に歪が生じて滑走面がフラットではなくなる事が皆無ではないのです。
それではシーズン直前にチューンナップをした方が良いのか、それには大きな条件があります。
エッジを錆びさせない、ホットワックスをたっぷり塗って滑走面を保護する。この二つがクリア出来れば秋口にチューンナップに出してシーズン直前に受け取る事も選択肢になります。
シーズン直前に持ち込まれる板の中に、しっかりとホットワックス処理がしてあるのにエッジに錆が発生しているものが、良く見受けられます。
エッジを錆から守るのは結構難しいのです。エッジを素手で触ってそのままにしておくだけで錆は発生してしまいます。
そこでお勧めなのが保管サービスを利用する方法です。
保管サービスとはスキーやスノーボードをお客様の代わりにシーズンが始まるまで保管するサービスです。チューンナップをしてたっぷりワックスを塗って良い環境で保管して、シーズン直前にワックスを剥がしてお渡しします。
ワックスを剥がす時点で滑走面の歪が確認できた場合は、チューンナップをやり直す事も有ります。
今シーズンお世話になったスキーやスノーボードにお疲れ様のチューンナップとメンテナンスをしてあげましょう。