スキーの表面にある突起物についての一考察
スキーの表面は平らですっきりしたもの以外に、振動を抑える為のブロックやその他の目的でいろいろの形状のリブや出っ張りが存在します。
板と一体の形状の物からビス止めの物、あるいは接着した物まで千差万別です。
それ自体の効果は有ると思いますが、ここで問題とする所は、スキーの板に突起(凸凹)を付けると当然スキーの断面の厚さは違ってきます。
急激な断面の厚さの変化は滑走面の歪となって現れます。滑走面がフラットでは無くなってしまうのです。
新品のときは目立ちませんが、ワンシーズン位使用した板にその現象は多く見られます。
当然チューンナップでフラットに戻す訳ですが、歪の大きい物は戻らない物も有ります。
後付けでビスなどでつけた物は取り付けビス穴の下の滑走面に歪(引け)が出ます。これもチューンナップで消えないときも有ります。
それにチューンナップをする立場として、それらの突起物がスキーを研磨する時に邪魔な存在になります。
マシン上でスキーをフィードするローラーの邪魔者となるのです。簡単にビスを取り外すことが出来る物は少々手間でも良いのですが、ビス+接着などの場合は、誠に難儀をします。
スキーの表面はフラットにして、スキーがチョキになった時にリカバリーし易いようにして、それぞれのテクノロジーは板の内部に格納するようなもので、外見上シンプルなスキーにして頂くと結構なんですがネェ・・
スキーを世に出した後のことをもう少しスキーメーカーも考えてくれたら良いのにネェ・・・当然考えてくれてるメーカーさんもありますが・・・






